カルカサ

マルコ・ダ・シウヴァ・フェレイラ

公演
C A R C A Ç A - Marco da Silva Ferreira © Guidance
2024年11月15日 - 16日 Partner 京都・埼玉
振付家
Marco da Silva Ferreira
上演時間
75分

 

2024年、ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペルは、日本で開催されるフェスティバルの一環として、マルコ・ダ・シウヴァ・フェレイラによる『カルカサ』を上演します。

「カルカサ」では、マルコ·ダ·シウヴァ·フェレイラを含む10人のダンサーが、2人のミュージシャンによる演奏のなか、独創的な群舞をくりひろげます。民族舞踊や、マイノリティとみなされてきた文化から生まれた現代的なダンススタイルが融合した振付は、マルコ·ダ·シウヴァ·フェレイラの、コミュニティや集団的アイデンティティの構築、文化の継承と形骸化への批評的意識が結実したものです。ヴォーギングやハウスダンス、クラブカルチャーまで、幅広い参照項に基づき形づくられた身体は、次第に熱を帯び、抵抗と連帯、そしてあらたな創造へのエネルギーへとつながっていきます。既存のダンススタイルを換骨奪胎し、現代社会にするどく問いを投げかけ、わたしたちが直面している状況を前景化するのです。

アーティストについて

Portrait - Marco da Silva Ferreira © Marco da Silva Ferreira

マルコ・ダ・シウヴァ・フェレイラ

マルコ・ダ・シウヴァ・フェレイラは、ポルトガルのサンタ・マリア・ダ・フェイラで生まれ、2008年にプロのパフォーマーとして活動を開始しました。当初は、ホフェッシュ・シェクター、アンドレ・メスキータ、ティアゴ・ゲデスといった振付家とコラボレーションしていましたが、2010年代前半に振付家としての自身の地位を確立し、数々の国際フェスティバルで取り上げられた「HU(R)MANO」(2013年)で高い評価を得ます。以降、「Brother」(2017年)、「Bisonte」(2019年)、ポルトガル人映画監督のホルヘ・ジャコメとのコラボレーション作品「SIRI」(2021年)、「førm Inførms」(2022年)、さらに最近では「カルカサ」を制作しています。マルコは、ポルト市立劇場(2018年〜2019年)、ノルマンディのカーン国立振付センター(2019年〜2021年)にて、提携アーティストを務めました。