Rêche

親密な空気を秘めて踊る7人のダンサー。『Rêche』は身体の集積が表現する重厚な物質性を目と感覚を通じて訴えかけます。次第に離れながらも、つながりを失うことのないパフォーマーたちは、空気のような物質を想起させます。

呼吸によって変化する身体の容積は、ミリアム・グーフィンクにとって怒りと恐れ、容認不可能な行動の潜在性を包み込むものとなり、慈愛への変容を導きます。やさしさを育むことにより、パフォーマーと観客は自身に内在する未知の領域の探索へといざなわれます。