公演
マチルド・モニエ
ソープオペラ、インスタレーション
マチルド・モニエ
ドミニク・フィガレラ
「ソープオペラ、インスタレーション」は、振付家マチルド・モニエとヴィジュアルアーティストのドミニク・フィガレラが2009年に共同制作した作品「ソープオペラ」の新バージョンです。
2人の継続的なコラボレーションを証明する本作は、より造形的でパフォーマンス性に富んだものとなっています。マチルド・モニエとドミニク・フィガレラは、オリジナル版で使用した泡という素材を、パフォーマンス空間の中心に置き換えることを構想しました。この素材は、途方もないスケールのボリュームへと変化し、空間全体に徐々に広がりゆく動く物体を形成しながら、伝統的な舞台を白い箱に作り変えます。出現する形状は固定できるものではなく、リアルタイムでダンサーに扱われるとともに消えていきます。パフォーマンスは、ドラマティックな緊張感をもって繰り広げられ、やがて泡が消え、ダンサーだけがステージに残る瞬間へと至るのです。