岡田利規

演出家
日本

岡田利規のポートレート

2022年、ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペルは、劇作家・演出家の岡田利規の作品 『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』 を支援します。日本では2022年9月に彩の国さいたま芸術劇場で上演。

岡田利規(1973年生まれ/横浜市出身)は、劇作家・演出家です。1997年に劇団チェルフィッチュを結成。以来、劇団の全作品の脚本・演出を手がけ、独自の演劇創作方法を実践し、超リアル日本語とユニークな振付で知られるようになりました。2005年、『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。「トヨタ コレオグラフィーアワード2005」に『クーラー』(2005)で参加し、注目を集めました。2007年2月に短編集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を刊行し、大江健三郎賞を受賞。2012年より岸田國士戯曲賞の審査員を務めています。2013年、初の演劇本が河出書房新社より刊行。2016年から4シーズン連続で、ドイツ屈指の公立劇場であるミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリープログラムの作品を演出。『The Vacuum Cleaner』は、ドイツの演劇祭「ベルリン演劇祭 2020」の「注目すべき10作品」の一つに選ばれています。2020年、タイの作家ウティット・ヘーマムーンの小説を翻案したタイ人アーティストとのコラボレーション作品『プラータナー:憑依のポートレート』で第27回読売演劇大賞選考委員特別賞を受賞。2021年、『未練の幽霊と怪物―「挫波」「敦賀」―』で読売文学賞を受賞。

写真:岡田利規 © 宇壽山貴久子