ラシッド・ウランダン

振付家
フランス

Portrait of Rachid Ouramdane

2025年、ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペルは、ロンドンで開催されるダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル フェスティバルの一環として、サドラーズ・ウェルズとのコラボレーションにより、ジュネーブ大劇場バレエ団が演じるラシッド・ウランダン作『Outsider』を上演します。 

ラシッド・ウランダンは12歳の時、ヒップホップを通じてダンスと出会いました。その後、クラシック、およびモダンダンスの集中コースを受け、ダンスの経験を積みます。1990年代初頭、彼はダンスに専念することを決め、生物学を学んでいた大学を中退し、アンジェ国立現代舞踊センターに入学します。ラシッド・ウランダンの創作には、苦難な状況(難民の子供たちや自然災害の被災者たちが目にしたこと、体験したことなど)にインスパイアされたものが多くあります。こうした人々の証言や体験談をもとに、彼は構築的な振付作品を編み出しています。また彼はサーカスのアーティスト、作家、ヴィジュアルアーティスト、ミュージシャンたちと共同で独自の作品を創作するだけではなく、依頼による作品制作やワークショップも行っています。多様性や寛容性を作品の核とする、こうした野心的なプロジェクトを掲げる彼は、2021年よりパリのシャイヨー国立劇場のディレクターを務めています。

写真:©Julien Benhamou

照明